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和紙と絹糸でひと目ひと目をひろい織り上げる

時間を要する緻密な工程の積み重ね

その惜しみない時間と地道な作業は

ときに

走り続けたり立ち止まったり

整然としたり乱れたり

光輝いたり影を落としたり

まるで心の有り様を映すかのように

そこには過去も未来をも織り成す綾模様

手織は古より継承された手仕事ながら

紙を経に糸を緯に織りあげる模様には今を生きる自分だけのカタチが生まれます

「かみといと」にて織台の前に座して

ゆっくりと心静かな時間を過ごしてみませんか

何か素敵なものが見つけられるかもしれません

​かみといと​

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​佐賀錦とは

佐賀錦は江戸時代末期より

​鍋島藩主歴代の夫人によって

伝え継がれ

今尚継承され続けている

伝統的織物です

はじまりは

​佐賀県鹿島市にありました

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​材料と工程

経に経紙、緯に絹糸

経紙は金銀箔や漆等を施した和紙を細かく裁断したものを

緯糸には多彩な絹糸(撚糸)を

用いて

まさに紙と糸で織り成す

手織の世界です

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​作品「不二」

私と佐賀錦

はじめての出合いは

故郷佐賀で

大学時代

優に四十年を越えてしまった

けれど

ず~と続けらていたわけでは

ありません

京都にて

私の人生にとって

もう一つ

大きな出会いがありました

着物です

​伝統の世界で

​デザイナーとして

新しいものを模索し続けて

あらためて思うこと

伝統も新しさも同じく

人の想いを託して

はじめて

結実するものと

そして私の佐賀錦は

​第二章へ

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